最近はすっかり『食レポブログ~ときどき、オピニオンや書評とか~』の様相を呈して来たこのブログ。そんな食レポブログとしては「絶対に死ぬまでに食いたいぜ!!」というグルメを先日、ついにいただいて来ました。
それが炭焼きレストランさわやかのハンバーグ。静岡限定のチェーン店にも関わらず、その味を求めにわざわざ全国から足を運ぶ方がたくさんいるというハンバーグなのです。
僕もいろんなハンバーグをもぐもぐして来ましたが、王者とも言えるさわやかだけはまだ味わったことがありませんでした。
そんなさわやかをついに!!ついに!!!ブラック企業から脱しお金に余裕ができたので!!!!食べに行って来ました!!!!!
さわやか御殿場インター店へ
今回訪れたのは炭焼きレストランさわやか御殿場インター店。東京からはここが一番近いのです。各店舗はこちらの公式サイトでチェックできます。
この日は朝五時に起き、開店一時間前の朝十時に行ったのですが、すでにこの行列!
しかも開店二十分前に来たお客さんですら二時間待ちと言われていました。さすが屈指の人気店……!
遠方からお越しの方はちょっと朝早いですが、必ず一時間前には現地に着くことをお勧めします。僕ですら注文を受けてからメニューが運ばれてくるまで結局三十分くらいかかったので。
なお、早めに行っても確実に待つことになるので、お店のすぐ近くにあるTSUTAYAで暇つぶししましょう。
熱気の立ち込める店内
この時点で既に美味しそうなハンバーグの香りが立ち込める店内。
はあああああああん早く食いたあああああい!内装は普通のチェーン店の感じです。びっくり◎ンキーみたい(禁句)。
それにしても人気店だからでしょうか。カップルや家族連れが非常に多い。てかそれしかいない。
少なくとも静岡まで一人でハンバーグだけを食べに来るやつはいない。ですがこちとらぼっち歴25年の大ベテラン。ハンバーグ店に一人で入るなんて朝飯前なのです。
キャッキャウフフしてる者共を掻き分け二人席に案内される僕。
メニューは一番王道の『げんこつハンバーグランチ1166円』を選択。『ライス大盛り54円』と『カボチャプリン216円』も一緒に注文します。
さわやか名物のソース選択
重要なのはソース。さわやかは「デミグラス」か「オニオン」のどちらかから選べるんですね。さわやか先人のブログを見ると、
デミグラスソースを選ぶのは「相当な覚悟がないと友人から白い目で見られる」とのこと。静岡、怖すぎる。
引用:静岡県民の誇り!「さわやか」の「げんこつハンバーグ」が美味しすぎて絶叫した!これがゴッド・オブ・ハンバーグか!
ほぼ、デミグラスソースを頼む人はいないと思います。
一緒に食事をして、県内県外とわずデミグラスソースを頼んだのを見たことがあるのは1度きり。結局、あるんか〜〜いっ!と突っ込みたくなりますが、いないことはないと思いますが、絶対的にオニオンソースがお薦めなんです。
引用:「げんこつハンバーグ」静岡の「炭焼きレストランさわやか」でしか食べられない絶品グルメ
ソースはオニオンとデミグラスの二種類あります。
ここはオニオン一択でお願いします。引用:静岡に27年住んでいる私が教える「炭焼レストランさわやか」完全攻略法
へー!そっか!オニオンがいいのか!なるほどね!デミグラスは邪道なのか!よし!
デミグラスソースで
細けえこたあいいんだよ!好きな時に好きなものを食う!それが食レポの醍醐味だ!文句あるか!僕はデミグラス系が大好きなんだ!でもほんとはちょっと後悔してる
メニューが運ばれてくる前にこのような紙が渡されます。この紙の端っこを持って立てかけることで、油はねを防ぐ物です。素晴らしい心遣い。ありがとうございます。
げんこつハンバーグランチ登場!
そしてついに、主役の登場!
……GANTZ?
……はっ!違う違う!ハンバーグか!てっきり普通のハンバーグが出てくるものと思っていたので、ファーストインパクトは強烈。この巨大なボール球で出てくるのか……。
このGANTZ玉ハンバーグを店員さんがカットしてくださいます。これはもう動画付きが一番良いでしょう。
テスト。後で消します。 pic.twitter.com/kqLGr4uRTS
— ぶらりぼっち日和@10/28オフ会やるで (@hitomishiri_da) 2017年9月23日
ジュージューやかましいいいいいいいい!(褒め言葉)
先ほどまでおしとやかに鎮座していたハンバーグが一転、ロックなジューシーヴォイスを奏で始めます。この音を奏でたくてうずうずしていたことでしょう……。
しばらくすると平穏を取り戻したハンバーグ。しかし、一度あの音を聞いてしまったら我慢などできない。もう良いでしょう!
うおおおお!とびっくりするくらい赤みたっぷりなレアなお肉に、むしゃぶりつきましょう!!
パクッ
いや、あれなんですよ。食レポ記事においてこんなボキャ貧極まりないというか、この感想で始まることほど愚かしいことはないとわかっているのですが、言わせてください。
ばりうめええええええええ!!!!!
まずハンバーグの弾力がえげつない。歯で押し込むと「い、嫌だ!まだ食われたくない!」とばかりに瞬間的に抵抗。なかなかの噛み応えがあります。
一回で崩れ去らないので何度かむしゃむしゃするのですが、その度に肉汁が溢れ出しちゃって、もうパラダイス銀河。ようこそここへ、踊ろうよパラダイスしてしまいそうな勢い。
中身は先述の通りレア。かなり真っ赤です。そして舌触りはまるで大トロのよう。
いやいやいや肉なのに魚の舌触りとかww
って思うじゃん?実際食べたらびっくりするよね、うん。
食感がものすごくクリーミー。僕は肉の食レポでクリーミーなんて使ったことないのですが、この表現が一番しっくり来ます。
お寿司屋さんでトロを食べるとすうううっと溶けていく感触、ありますよね。あれがこのレア肉で起こっているのです。これは焼き加減が難しそう……。
レア肉は食べたことがありますが、さわやかのレア肉は大変に不思議な食感。こんなにとろーりいただけるお肉があったんですねえ。ジューシー一辺倒だった僕の肉人生に革命が起きた気分です。
もちろんジューシー部分のお肉もうんめえです。とろみだけでなくジューシーさもきっちり保持し続けます。肉汁が休む間も無く口の中で追撃、追撃、追撃イイイイイイイ!
わざわざ県外から行くなんて、どれほどのうまさなんだろうーーーそう思っていましたが、百聞は一見にしかず。これは納得です。
大トロのようなクリーミーさと止まらない肉汁祭りを味わえるのはおそらく、ここだけでしょうねえ。
右半分を食べてもまだ左半分が残ってる。この幸せな。
んふふふ見た目は完全に上質な大トロ、そして食感も大トロです。
丁寧にナイフで切って行くのですが、弾力が強いので最後まで型崩れしません。
普通のハンバーグですとホロホロしちゃって崩れちゃう……なんてことはありますが、さわやかはその心配なし。
最後まで『さわやかのハンバーグ』としてお肉を楽しみことができます。
食後のデザートにはカボチャプリンをパクリ。肉汁の大洪水で大暴れしたお口をリフレッシュ。チョコのカリカリ食感がたまりません。
最後の最後まで綺麗にいただき、ごちそうさまでした!
結論:さわやかには遠出する価値あり!
わざわざハンバーグを食べるためだけに遠出をするなんて非効率ではなかろうか……?何か別の用事で行ったついでに食べた方が良いのでは……?
そんな心配は杞憂でしたね。もはやこのハンバーグ店そのものが観光地。「ハンバーグを食べに行く」という観光をしている感覚になりますね。
東京近辺なら御殿場までは余裕で日帰りできます。新宿から電車で行くと、2時間ちょいで交通費が1,300円くらい。かなりリーズナブル。
普段仕事に疲れた社畜の方々をはじめ、ちょっと羽を伸ばしたいなんて方にもお勧め。御殿場から山中湖までバスで一本なのでガチの自然にも触れられますよ。
営業時間やアクセス等
御殿場インター店のサイト
各店舗情報
おまけ
そういえば食事後にお店から飴をもらいました。ミント味だったので、これでお口のリフレッシュをしてくださいねということなのでしょう。最後まで素晴らしい心遣いです。
そういえばこの日は雨が降ってたな……。
『雨』の中で『飴』を貪る男。
いや、なんでもないです。