「おいおい人見知りがコミュニケーションについて語るとか」
うるせえええええええ!人見知りだからこそ考えるんだよおおおおおお!
言っとくけど人見知りは自然なコミュニケーションなんて取れませんからね、マジで。
「あれ・・・?こうしたらコミュ力あるっぽく見えるんじゃね・・・?」
ってのをビクビク考えながら生きてるんすよ。
まず僕が論外だと感じるコミュニケーションから。
これね。まあこれは共感する人も多いからさらっと。
年齢が上がると増えるんですよ、マジで。
ひたすらペラペラ話す人。
自分の過去話や周辺の話や自分の愚痴やら・・・。
いきなり自分の話ばっかされても、
「で?」
ってなります。
なんかちょっと違うけどこんな感じ
しかも大抵自分では、
「たくさん話しかけるフランクな自分()」
「ガンガン話せる積極的な自分()」
って思っちゃうんですよ。
なんという勘違い。
とにかく喋る=コミュニケーション上手
というのは全くの思い違いです。
ただのめんどくさいおしゃべりさんですよ、それは。
では、
「わかった!じゃあ相手の話を聞けばいいのか!」
って言われるとそんな単純なアレではありません。その心がけは大事ですけどね。
これねえ。
僕みたいなコミュニケーションに慣れてない人がやっちゃうやつです。
昔は自分のコミュニケーションにすこぶる自信が無かったので(今はあるとは言ってない)、人との関わり方に関して色々なアドバイスをもらっていました。
その中で一番多かったのが、
「自分が話そう話そうじゃなくてもっと相手の話を聞く姿勢をとった方がいいよー」
というもの。
確かに僕は間が持たなくなると”謎によくわからん話を始めるor喋らない”という習性があったんですよね。
なので全然着地点が見つからずただただ話して終わるということもしばしば。
なので僕はこのアドバイスを言葉尻通りに受け取ってしまったんですよね。
喋るの苦手
↓
なぜなら話すネタがないから
↓
「よっしゃとりあえず質問して相手の話を聞こう!」
こんな感じの思考。
なので初対面だとハイパー質問タイムが始まるんですよね。
これ実際に自分が質問受ける立場になるとわかるんですが、
質問ばっかの人ってマジめんどくさいですよ。
一問一答って感じ。
とにかく聞いちゃう。
ひたすら聞いちゃう
「どこ出身ー?」
「普段何してるのー?」
「将来どういうことしたいの?」
「今何してるのー?」
etc
あああああああ、これもめんどくせええええええ。
何がダメって以下みたいになるからですよ。
一問一答はとにかく尋問っぽい。
「なんか怒られてんのかな・・・」って感じになるんですよ。
もいうなんか怖い。
こっちがキャッチャーミット構えてないのに「投げるよ~^^」って笑顔で150/kmの剛速球を投げつけられる感覚です。
向こうに悪気はないんですよね。それがさら状況を悪化させてる。
悪気がないから、
「は?質問ばっかすんなしうぜえし」とも言えない。
尋問って”必要なことだけ引き出す儀式”みたいなイメージがなので、質問攻めだとそれを連想しちゃうんですかね。
冷静に考えたら、自分とまだ会って間もないorまだよくわからない人に自分のことを話すのって抵抗ありますよね。
(抵抗がないという方はブラウザをそっ閉じしてね)
いきなり将来の話とか聞いてくる人いるんですが、正直「ん?」ってなります。
だって結構なプライベートですよ。自分の将来って。僕なんか将来の話をするとき絶対自分のコンプレックスだの何だのを絡めなきゃいけないんでかなり個人的な話になるんですよ。
やだ、そんな深いとこまでいきなり話したくない。
そういう感じのイベントならわかりますが、そうでないのにいきなり踏み込んだ質問をするのはちょっとナンセンスかと。
いきなり深い話をするのって自分のドアを開けず手の内も見せてないのに相手のドアを無理やり蹴破る行為だと思うんですよ。
「開けてーねえ開けてー仲良くしようよーねえーはやくーねえーねえー」
(コンコンコンコンコンコンコンコンコン
怖えな、本人こんな笑顔なのに。
少々言い方乱暴ですがこういうことですよね。
自分のことを見せないのにこちらのことばかり覗こうとしてくる人はそりゃ微妙ですよ。
じゃあどうすんねん
そうですよ。
じゃあどうすればいいかって話ですよ。
僕がやってるのが、
(クローズクエスチョン→それに関わる自分の話)×数回→オープンクエスチョン
この順番で話すことです。
「ん?急に横文字使ってどうしたの?意識高くなったの?ねえどうして高くなったの?」
そんな高くないから、大丈夫だから、確かに意識高い学生についての記事書いたけれども、そんな高くないから。
これはいわゆる心理学で使われてる言葉なんです。
簡単に説明すると、
クローズド・クエスチョン/オープン・クエスチョン
質問方法の代表的な分類。相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、回答範囲を限定した質問の仕方をクローズドクエスチョンという。これに対し、「どう思うか?」などのように、制約を設けず相手に自由に答えさせるような質問のしかたをオープンクエスチョンという。 クローズド・クエスチョンは、相手の考えや事実を明確にしたい場面などで有効とされ、オープン・クエスチョンは、相手からより多くの情報を引き出したい場面で有効とされる。 例えば「昨日京都に行ってきたんだ」に対し、「楽しかった?」「1人で?」「仕事?」などという質問はクローズドクエスチョン。「どうして?」「どうだった?」などはオープンクエスチョンといえる。 話題を展開させたり思考を深めたりするためには、この両方をうまく組み合わせていく必要がある。
引用:コトバンク
ということ。
例えば、
「最近調子どう?」→答えの幅が非常に広いのでオープンクエスチョン
「こないだの仕事の契約の調子はどう?」→答え方が絞られるのでクローズクエスチョン
こんなイメージでオッケーです。
簡単に説明すると、
答えやすいクローズクエスチョンで相手のことを引き出して、それに関する自分の話もする。
信頼ができた後に、少し考える時間を要するオープンクエスチョンをぶつける。
ってことです。
これだと自分の話を挟むので、まず尋問感がなくなります。
「いや自分の話ばっかするのは・・・」って人がいますが、あくまで話題の中心が”相手の回答”から派生してるので、よっぽど話しすぎない限りは不快感を与えることはないです。
ここで信頼関係を築いて初めて深い話、すなわちオープンクエスチョンができるのです。
クローズクエスチョンは”yes”or”no”で答えれるレベルの簡潔さだといいですね。
この流れだと、相手のドアの外から少しづつ呼びかけてる状態なので相手も安心できます。
いきなりドアノブをガチャガチャするような無礼な感じにもなりません。
相手のことを知ろうという純粋な気持ちなだけなのに「こいつ何なんだろう距離近いな」と思われたら悲しいですもんね。
何回かやってくと感覚が掴めるんで初対面の人と会う時は練習としてやってみるのオススメです。
あとこれやると相手の話題を拾う力を嫌でも身につけなきゃいけないのでその練習にもなります。
僕はこれのおかげで初対面では
「えー?彼女いないんですかー?意外ですー!」
と言われるほどコミュ力を偽装できるようになりました。
いねえよ!!!!!!!
欲しいよ