ああ、どうしよう。
と、途方にくれていたのが10月12日。
この日、田町で謝肉祭2016秋なるイベントが開催されていたそうな。
なんと、
お店のお肉が、時間無制限で食べ放題とな・・・!
最近食にしか興味がない僕のことですから、当然のごとく飛びつきます。
見ると17:00開始とのこと。
ですが直前まで予定が、というよりやってしまいたいコトがあったので終わり次第行くことに。
「まあ19時くらいに行けばいっか」
―――この判断が、悲劇を生む。
19時頃現地到着
うへへたくさん食らってやろう、などと食人前の巨人のごときいやしさで現地へ。
そこで目にしたものが、これ。
しまった・・・!なめてた・・・!
格安食べ放題をなめてた・・・!
これが、もし、学生時代から友人と食べ放題イベントに行く機会があり、「混みそうだから1時間前に行くベー」という感覚を知っていれば当然入れていただろう。
でも、そんな機会無かったから、そういうの知らない・・・!
くそう、ここでもぼっちであることの弊害が・・・!
二時間待ちという噂も流れてましたが、
ぽちぽち「もう入店制限だってー」というSNSの書き込みも目にしていたため、
ここで入れるかどうかの勝負をしようという気にもなれず(次の日も早いし)、断念。
とはいえこのまま帰りたくはない
そう、せっかく交通費をかけて田町に来たのにこのまま帰るのもアホらしい。
最近社畜根性が身につき夜は仕事に捧げる日々なので、今日を逃したら自由に動くのは難しいと判断し、ノリでどこかおいしそうなお店を探すことに。
なので、当てもなくふらふらと。
フラフラ決めるとなったら、もう徹底的にフラフラします。
道中では東京タワーにも遭遇。
最終的に田町のお店から新橋まで移動していた。暇かよ。
ちょっと隠れたラーメン屋を発見
そんなノリで歩いて、見つけたのがコチラの”つけ麺おやじ”。
とにかく適当に歩いた結果。
なるほど、頑固おやじの営むお店か・・・。
場所も駅前から少し外れたところにあり、
きっとこだわりの頑固おやじが一人で切り盛りしているに違いない。
そのような想像を携え、いざ・・・。
「いらっしゃいませ~」と奥から愛想の良い女性の声。
おや、へいらっしゃい的なおやじじゃ無いのか。
店主はフィリピン(?)っぽい女性の方。
全然頑固な感じは無く、とても親しみやすい雰囲気。
ふう良かったと胸をなでおろしつつ店内へ。
入ると、店名とはイメージのやや違うっぽい雰囲気のカウンターと、机。
いや、だいたいラーメン屋ってこのような感じなのかもしれませんが、なにぶんおやじのイメージから入ってたので。でもしろねぎが乱雑に置いてあるのがラーメン屋っぽい。
そしてメニューがコチラ。
ほう、ラーメンにしてはリーズナブルな価格設定。
普通は800円以上するイメージですからね。
普通のつけ麺とそれ以外の種類のメニューが同じ値段なのも嬉しいポイント。
味が変わると値段も変わりそうなものですが(そうでも無いのかな)。
わさびつけ麺というのも気になりますが、僕は肝臓にダメージが来るほどお肉大好き、なので皮付き豚バラつけ麺を選択。さあ、何が出てくるか、ワクワク。肉、肉、肉。
つけ麺登場
出てきたのがコチラ。
大盛りまで無料とのことで、それなら是非!と大盛りに変更。
ちなみに結構腹ペコだったんですが、あやうくギブアップしそうになる量でした。
まずは、一掴み。
あつもりサービスがあったのでありがたく使わせて頂きました。
そのかいあって、持ち上げると湯気がブワアアアアアア。いいですねえ。
そして麺をつけて実食。
お味は、鶏がら、魚介、醤油、野菜をブレンドしたものらしく、口当たりは比較的あっさり。ガツン!と濃い味だと飽きてしまうんですが、そこは抑え目な味でとてもありがたい。
私事ですが、馬力記事でも書いた通り濃い味は好き。でも、なぜかつけ麺の濃い味が最近慣れなくなってきまして・・・。歳のせいなのか(23歳独身)、脂が悪いのか、はたまた肝臓に引き続き胃まで悲鳴を上げているのか・・・。そこは分かりませんが、つけ麺のスープが濃いと「やめて!筆者のライフポイントはゼロよ!」状態に。
でも前述の通り、この店は比較的あっさり。
しかも一口味わうごとに、なにやらツンッとした味わいがする。
ちょっとすっぱい。
これは・・お酢か!
だからあっさりなのね。
口に含んでしばらくするとツンッとデレてくる、お酢のお嬢さん。
ちょちょいと舌を刺激して、食が進みます。ビキニがとっても似合いそう(それは夏のお嬢さん)。
お酢には食欲増進硬貨もあるためか、あっさりで食べやすく、かつ食が進みます。
ただ、量が進むと口にお酢の感じが重なって、ツンッが長引いてくることもあるので、そこはもしかすると好き嫌いがあるかも。僕はこのくらいの刺激はウェルカムです。
総称すると、甘酸っぱい味わい。店主の方にお聞きすると「野菜の甘みとお酢のすっぱさがよく合いますよー」とのこと。味が単調で無いほうが飽きがきませんものね。
そして、僕が待ち焦がれる皮付き豚バラ大先生。どうやらつけ汁の中に三人隠れていた模様。ふふふ、目玉をほじくられたくなければ、おとなしく出てきなさい。
ながらくスープに浸っていたためか、中まで汁が染み込んでプリプリ。
一口サイズのお手軽豚バラ先生。遠慮なくパクっ。
「んふっ」
店内に気持悪い男の感嘆が漏れる。
やっぱりお肉は最高やねえ・・・。思わずお代わりを注文。
お代わり豚バラはスープに使っていないため、切りたてのチャーシューという感じ。
せっかくなのでまずはスープに浸さず、パクッ。
ーーーこれは・・・!
疲れた仕事帰り、ふいに「あ、お酒買ってこ・・・」と思い立ちコンビニへ入り、
「ハイボールと・・・あ・・・ついでにこれも買ってくか」
というノリでお酒のお供になりそうな感覚。何か焼肉のタレ的なモノにつけてもおいしそう。これはいい。残りの二枚はもちろんそのまま食べても、同じくスープに浸すも良し。ただ、僕はいつもサイド系を注文すると“ちょっと食感を変えたいとき”要員としていくらかは残しておきます。なので、今回もそのように。つけ麺はおいしいのですが大盛りにしたこともあり、どうしても後半の味変要員は必要と判断。
チャーシューも楽しみながら、つけ麺、というか麺系において楽しみがもう一つ。
卵、である。
うん、いい半熟具合。
白身にスープを入れて、頂きます。
たまんない、プリプリやでえ。
どうしてスープと半熟はこんなにも合うのでしょう。
卵のとろーり食感を、
“つけ汁スープ ~魚介と野菜と、ときどき、お酢~”
が包み込む。気分は東京タワー。BGMはもちろん、コブクロの“蕾“。
そんな、東京タワーですが、嬉しいことに、2回楽しめる。
卵は一口でいけてしまえるので、食べたあとに大塚愛よろしく「もう一回!」となるところを、このつけ麺はアンコールに応えてくれる。
スープを少しつつくと、二人目の卵が、こんにちは。
容赦なく、頂きます。
ご馳走様でした
新橋に行く途中でリアル東京タワーに遭遇し、舌でも東京タワーを味わい、まさに東京タワー尽くしであった(違う)。
今回のお会計は豚バラお代わり(200円)含めて920円なり。
個人的にラーメン系としては安いのかな?と思う。専門家じゃないので詳しくは知りませんが。
新橋から10~15分くらい歩いた、ちょっと閑静なところにある”つけ麺おやじ”。
場所は以下からどうぞ。
新橋駅前はわっちゃわっちゃしておりますが、あそこを抜け出した先にありますよ。