以前書いたこのジェイズカレーの記事
嬉しいことに反響を頂きました。ありがとうございます。
主に「いいテンションだったね」というお声が多い。
これからも普段と全く違うテンションの記事を書き実際に会ったときに
「あれ、あんま喋らないね」というリアクションを取りつづけたいと思います。
そんなジェイズカレー、北千住の宿場町というところにあるのですが、
ここがなかなかに穴場スポット。
近くに多くのラーメン屋、カフェ、居酒屋が軒を連ねています。
実はジェイズカレーのすぐ隣にも、ラーメン屋が存在。
気になっていたので本来は「このお店を記事に書こう!」と赴いたのですが、
夜に行ったら行列。
見切れてますが、右の“のぼり”の裏にも数人並んでました。
そういえばジェイズカレーを食べに行った日(お昼)も、開店前から写真のような行列具合でした。
「さぞ美味しいんだろうか・・・・・・」
これからカレーを食べるにも関わらずそんなことを考えてしまうほどです。
この写真を撮った日もホントはここに入りたかったのですが、
寒かったしわりと待ちそうだったので断念。
もっと空いてる時間に行った方がムダがありませんし。
―――しかしだからといって、ただ帰るのもなんだか悔しい。
“行列に負けた男”
嫌なネーミング。
プライドの高い僕はこんなことを考えます。
「ーーー意地でも別のお店を見つけてやろう」
さて、他にお店は無いものか・・・・・・。
と周囲をうろうろ。なんとなく宿場町通りの終着地近くにあるミニストップまで歩く。
するとそこには、曲がり角が。
ひっそりとした性格ゆえ、こういった裏道や小道が好きなワタクシ。
―――ちょっと曲がりたくなる。
くねっ(角を曲がる音)
いいじゃないか。この小道感。好きなタイプだ。
さらに進むと、気になるのぼりが。
ほう。”健康コラーゲンスープ”とな。
ラーメンといえば、体に悪いやつの代名詞的な食事(当社比)。
それなのに健康とは、これいかに。コイツを食べ過ぎたせいで僕の肝臓は悲鳴を・・・・・・。
「怒らないから言いなさい!」みたいな矛盾を感じる。
ん、
待てよ。
なんだろう、僕の頭がフル回転している。
あ!
ラーメン好きな女子意外と多い
↓
女子「でもカロリー気になっちゃうな」
↓
僕「健康志向ラーメン知ってるよ(キリッ」
↓
女性「え、ホント?行きたい!」
こ れ だ
僕は「女子ニーズの高そうなラーメンを抑えておけば上手いことデートに誘える」
という画期的な事実に気付く。
僕のような人見知りは気軽に女性を食事になんて誘えない。
そんなことできるのはチャラ男だけだ。
ーーーなんだ、僕のモテ要素は北千住に転がっていたのか。
気付かなかったよ、まったく。
いつも「足立区は治安悪いはクソが」とか言ってごめんな。
そういえば宿場町通りはお店が多いし、誘いやすい。
僕の人生が変わるキッカケはここにあったんだ・・・・・・!
こんな隅っこにお店があるのもきっと食事後にこっそり(自主規制)
―――そうと決まれば入るのみ。
おなごにドヤ顔で話せるように、味を覚えるのだ。
そんな下心を抱えつつ入店。
15席ほどありますが、ほぼ満席。
手前に四人席がありますが、さすがに座る勇気はないのでカウンターへ。
入り口の券売機で買ったのは、店頭で「さっぱりだぜ!あっさりだぜ!ひゃっ!」と煽っていた濃厚ラーメン(700円)。一番オーソドックスなメニューのようだ。この看板↓
ーーーふと隣を見ると、座っているのは若いおなご二人。
「なるほど、ここのラーメンを知ればこんな子とデートに来れるのか・・・・・。この光景を見るにやはり健康なラーメンニーズは高い。上手くいけば、二人の女性とお食事に行ける、と。まさに両手に華。僕も両手に華状態で食事に来れるかな。あわよくばそのまま三人で(自主規制)」
などど生涯達しえないであろう妄想を繰り広げていると、お品物が到着。
こほん
さて、気を取り直して。
ふむ、見た目は普通に美味しそうなラーメン。
健康志向のラーメン・・・・・・果たしてどんなものなのか。
まずは麺を、一口。
ずるるん(麺をすする音)
ん?
あれ、
スープが麺に絡んでこない
僕の主観なのでラーメン通からしたら「いや絡んどるわい」となるかもしれません。
麺はもっちもちで歯ごたえ抜群。間違いなく、旨い。
でもよくラーメンにあるような“スープが麺に絡む”という感覚が無いのである。
これは不思議。
謎を解くべく、もう一口。
ずるる
ん、いや、麺に何も絡んでないわけではない。
どこかで味わった食感・・・・・・。
ああ、そうだ、大事なことを忘れていた。
ここは健康志向なラーメン屋。
これはコラーゲンの食感だ。
続いてスープのみでも飲んでみる。
すう~(スープを飲む音)
うん、魚介の香りがしっかりついてる。
でもこのスープ、なんだかあっさりした色合い。さらさらというか。
脂ぎったようなコテコテ感は、ない。
“ラーメンスープを飲んでいる“ではなく“魚介の風味のあるコラーゲンスープを飲んでいる”かのよう。もちろんラーメンなので多少の脂っぽさはあるが
あっさりコラーゲンが主役に躍り出ているため、
魚介スープが「一旦落ち着けや」とばかりになだめられている。
ーーーこれが「スープが麺に絡んでいない気がする」という正体なのだろう。
看板で押し出していた通り、このお店はコラーゲンたっぷりスープを売りにしている。なので麺に絡まってくるのが、スープというよりコラーゲンの色合いが強い。
普段のラーメンに慣れているとちょっと「おや?」となるような感触である。
なるほど。
これに理解すると麺の味に納得してくる。
コラーゲン特有の、口に入れたときのなんともいえない「液体なんだけどゼリーが喉に通る感じ」
―――あれが麺に絡みつき、不思議な食感を生み出しているのだ。
これは初めての体験。
どろっとしたような味の濃そうなとろみではなく、コラーゲン特有のあのとろみ。
確かに味はしっかりついてる。
スープに魚介風味が漂い、とろみも麺にまとわりついている。
でもとろみの正体がそもそもあっさりとしたコラーゲンなので、
途中でくどくなって飽きてしまうこともない。つけ麺にありがちな
なるほど「濃厚だけどさっぱり!」とはこういうことか・・・・・・。
もちろん、がっつり「スープの魚介風味も味わいてえわ!」という方はレンゲですくって召し上がれ。
ーーーそして、ラーメンといえば忘れちゃならない、チャーシューな。
食べると体に悪そうな脂が口の中でじゅわああああ。
健康志向ラーメンの中で輝きを放つ不健康さ(ほめ言葉)。
最後の最後で健康さ加減を帳消しにしてくれる・・・・・・やりおるわい。
いや、健康に気を使う女性にとっては敵か。
いかん、いかん、もし女性と来たらこのチャーシューは僕が頂こう。
じゃないと
女性「え、全然健康じゃないじゃん!嫌い!」
などと言われかねないからな。
失われてしまう、貴重なわんちゃんが(自主規制)
一言メモ
・とりあえず女性におススメ。デートにも良いですぞ
・「飲み会後にラーメンで締めたい・・・・・・」なんてときにも良いですね。
北千住は居酒屋が結構あるので。
店舗情報